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豊かさはどこから来るのか

豊かさはどこから来るのか

様々な才能が市場を豊かにするように、生物の多様性は生活を豊かにします。「生物の多様性」を測定するkikyoという単位を利用することで、環境再生を誰に任せれば良いかが明らかになります。
良い取引は世の中を豊かにします。

「環境会計」とkikyo

ハウステンボスのドムトールンでハヤブサが繁殖するようになりました。池田武邦先生が会長をしていた頃です。このような環境に良い影響を与えている人を積極的に評価する「環境会計」を設計しました。

様々な才能が市場を豊かにするように、生物の多様性は生活を豊かにします。「生物の多様性」を測定するkikyoという単位を利用することで、環境再生を誰に任せれば良いかが明らかになります。環境という財を損なうこと無く次世代に継承することが容易になります。

この生物多様性の尺度kikyoで、食の安全を測定しようというのがきっかけで雁音農産有限会社さんとつながりました。

雁音米は・・・

ちなみに雁音の田んぼは、4224kikyoです。

あちこちでビオトープを作っていますが、田んぼは、昔からあるビオトープです。たくさんの生き物が生きる田んぼを守る事を環境会計で伝えたいですね。

良い取引が世の中を豊かにします。良い取引を可能にするには、人々の関心と、共同する人のネットワークを整えることが重要です。映像が、人々の関心を高めてくれることを期待しています。

子供にツケをまわさない!

フランス革命が分離したのは、国王の胴体と首だけではありません。課税権を権力者から分離しました。納税者は、「稼いだ金の使い方を自分自身で決めるか、あるいは政府に委ねるか」を、流血を伴うことなく選択できるようになりました。主権者にとって価値があるのは、権力者が何を約束したかではなく、その約束を果たしたかどうかにあります。
権力者を合理的に評価するためには、「主権者の承諾なしに課税をしない」ことです。政府のコストが税収以上で、不足に対する備えがなければ政府は公債を発行します。その負担は、代表を選ぶことのできない将来世代の負担となります。「子供にツケをまわす」ことになります。選挙で選ばれる人達には、「子供にツケをまわさない」ことが民主主義で選ばれた者が守るべき基本の約束です。
選挙で選ばれる人が、「子供にツケをまわしたのか」あるいは「まわさなかったのか」を会計情報として知ることで、その人に相応しい地位を与えることが可能になります。公会計研究所は、選挙で選ばれる人の「お会計」を進めています。

日本税制改革協議会

「子供にツケをまわさない」という誓約書を集めている組織に日本税制改革協議会があります。

http://www.jtr.gr.jp/

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運営者写真

吉田 寛(博士(政策研究) 公認会計士 千葉商科大学大学院教授 公会計研究所代表 自由経済研究所代表)

「子供にツケをまわさない!」財政運営の実現に資することを目的として公会計研究所を設立し、「なぜ税を払うのか?」「豊かさはどこからくるのか?」というテーマを各地でお話しをする機会をいただいています。

地域

東京都ほか

Link

http://www.catallaxy.jp/